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学芸会を見学しました

11月18日は母校の小学校で学芸会が行われました。

 

当日こっそり皆さんの頑張りを見学に行かせてもらいました(`・ω・´)ゞ

岡山から母校までは1時間半程かかるので朝早くに支度をすませ出かけました。

 

久しぶりに体育館へ入ると懐かしい校歌が見えました。

6年間歌った校歌と言うものは10数年たった今もハッキリ覚えていると言う事が面白く心のなかでこっそり歌いました。

 

学芸会は皆さん素晴らしい演技や演奏を披露してくださり、とても感動しました。

難しい文学に挑戦されていたり、とても凝った演出を音楽に取り入れられていたり。

舞台の上に出演されていた生徒さん、皆さん輝いておりました。

 

小学生の頃にやった劇や音楽はハッキリ記憶があります。

中でも一番記憶にあるのが「きばのないおおかみ」という劇です。

 

兵隊の役をやったのですが、図書室でメイクをするときに先生に墨汁を顔に塗られた記憶があります。

とても楽しかった。

 

きばのないおおかみは凄く深いお話です。戦争で目が見えなくなった兵士が狼に助けられる話なのですが子供には優しくないバッドエンド。

 

出て来る狼はとても優しくて、他の動物に「狼はキバがこわい。そのキバがなかったら仲間にいれてやる」と言われ、岩めがけて突進しキバを折ります。岩にぶつかり失神したオオカミに動物たちは「キバがなくてもオオカミはオオカミだから」と言い放ち仲間にいれてやりませんでした。

 

 

ある日、キバの無い狼は喉がかわき倒れていた目の見えない兵隊を見つけ、水を分け、助けます。毎日看病をしました。心優しいオオカミはビックリさせまいと自分のことを目の見えない兵隊に「羊だ」と言います。

確かめろと自分の腹を触らせます。

 

時々「もし、僕が狼だったら兵隊さんは撃つ?」と問いかけたりもします。

 

そんな時、「戦争はもう終わった」と兵隊の仲間が来ます。仲間は目の見えない兵隊を連れて行くのですが、目の見えない兵隊は「たすけてくれた羊さんにお礼が言いたいのだ」と言います。そんな時、キバのない狼が仲間に見つかります。オオカミだ!と仲間は叫び、銃口を向けドーンと撃ち殺してしまいます。オオカミはバタリと倒れます。

 

仲間がオオカミを転がすとキバが無い。「こいつぁ変わったオオカミだ。キバが無い。」と目の見えない兵隊へ伝えます。その時、目の見えない兵隊のなかで、様々な言葉が思い出されます。「羊だよ」「もし狼だったら撃つ?」

 

ハッとして、倒れたオオカミのお腹をさわります。あの時羊と言っていた動物の腹と同じでした。

兵隊はこのオオカミが自分を助けてくれた動物だったのだと知り「おまえだったのか・・ゆるしてくれ・・ゆるしてくれ」と泣きます。

 

しかし彼らには戻る場所があります。戻らなければならない場所があります。

仲間は「そうか」と一言声をかけると、目の見えない兵隊を森の外へ連れて行きます。

 

倒れたオオカミのまわりには動物達が集まってきます。

仲間に入れてやらなかったオオカミの周りに。

どうぶつの子どもたちはオオカミをゆすります。

 

しかし、オオカミは二度と動くことはありませんでした。

ここでこの話は終わります。

 

オオカミと人間が会話をすることは現実では無いことですが、オオカミを人間に置き換えたとしても成り立つ話です。フィクションなのにやたらリアルだなと子供ながらに思った記憶があります。

 

勉学とはまた違いますが、色々と考える機会になりました。

学ぶって楽しいですね。

 

詳しい内容は

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